大祭が終わった

nijiiro882012-08-15


先日の休日の午後、
買い物に出かけようと、車を走らせました。
ところが、途中でなんとなく方向転換し、そのまま高速に乗り、少し遠出。
山間の道を二時間ほど走った後、車を降りると、

カーナ、カナカナカナ…
ひぐらしが鳴き、静かな夕焼けが広がっていました。
しばらく歩いていると、地元の方が
「すごい雨だったね。濡れなかった?」と声をかけてくださいました。
へ?雨降ってたんだ…
どうやら雨にあたらずにすんだようです。
そういえば、昨晩、ふと夜空を見上げると、流れ星を見ることが出来たっけ…。

これまで、
雨にはあたるものだと思っていました。
流れ星が流れる瞬間を見ることは出来ないものだと思っていました。
乗った電車は止まるもの。四つ葉のクローバーは見つけられないもの。
そう思っていました。

自分の何がそうさせていたのかな?
何を怖がっていたのだろう。「いらない!」となぜ拒絶してきたんだろう。どんな事をかたくなに守っていたんだろう。そんなことを思い、ふと顔を上げると、
夕焼けに染まる空に、富士山が。

今年のきゆるぎ大祭では、厚い雲がかかり、富士山の全貌を眺めることは出来ませんでした。(それでも御来光はみれたしたが!)
富士山の山頂を望みながら、
この日、2012年の私の「きゆるぎ大祭」が、終わったような気がしました。

そして、何かが始まったような気がしました。


みどりん