怪我の功名!?

ある日、料理をしていたときのこと。
大根を切ろうとしたら、手首に痛みが走りました。
そういえば、この間、変な使い方をして、手首を痛めたんだっけ。
日常生活で痛みを感じることは無かったけど、そうか、変な使い方をすると痛いんだ。

稽古でプッシュやストライク、ナイフと
あれだけ手首の角度〜って言われて注意しているようでも、
肝心の“実践の場”で、全然できてない(>_<)

そう思って早速自分の体の使い方を見直してみました。
重心の位置は?
センターは?
手首の角度は?

包丁と腕が真っ直ぐだと、なんとなく手首も真っ直ぐなように見えてしまうけれど、
実は手首の角度をまっすぐにするなら、肘をもっとあげたり肩や肋骨をやわらかくつかったり、体の向きを変えたり…
大根(相手)を動かさず(変えず)自分が快適な位置に動く。
手首の角度を整えても、ちょっと腕力できろうとするとやっぱり痛い。
包丁の重みを感じて、腹力ですーっときる。
ん〜切れ味最高〜♪
稽古でやっていることと全く一緒だ。

そして、その日は有難いことに、難度の高い(!?)キャベツの芯をくりぬく作業まであった(笑)
ちょっとでも手首の角度がちょっとでも違うと痛い上に、これまた、いろんな角度に包丁を傾ける必要に迫られ、
かなり上級編(^^;
よっぽど左手に持ち替えようかと思ったけど、
せっかくのチャンス!
これを活かさない手はなーい!
そう思っていつもよりちょっと時間をかけて、丁寧に丁寧にキャベツの芯を無事くりぬくことができました(*^^*)

***

いつもいつもトレーニングしていることが
こうやって、ふっとしたときに活かせるか
自分のものになっているか試す機会がある。

ちょっとでも違う使い方をすれば、ちゃんと体は教えてくれている。

いつも体が気持ち良い方へ
いちばん能力が発揮できる方へ

いつもいつも問いかけながら
繊細に自分を見つめながら
ちょっとずつだけど、成長していきたいと思います(*^^*)


きんとうん