再度訪れるチャンス


映画を作りたくて学校に通ったことがあります。
映画って監督がいて、助監督がいてカメラさん、照明さん、音声さん、美術さん、役者さん…とエンドロールまでちゃんと見たらものすごい人が一つの作品を作っていることが分かります。
私は学校だったからごっこみたいな感じではありましたが、プロの役者さんに出演依頼したり、少ない製作費で試行錯誤し、みんなとあーだこーだ言いながら作品を作りあげました。出来上がった時は感動したましたが、それはもう大変な作業でした。
映画作りってお店作りと似ていて、社長さんが監督なら店長は助監督で、お店のスタッフは技術さん、時には役者です。
みんなが役割りを持ってお店という作品を作る。
助監督(店長)は監督(社長)と技術さん、もしくは役者さんに監督からの指示をお伝えする。ときには技術さんからの要望に応えたり、役者さんのご機嫌を伺ったり(笑)。助監督はみんなの間を取り持つ一番大変な仕事です。なので助監督の動きが悪いと上手く進行していきません。やっぱり優秀な助監督は監督になれます。


絵を描いていた時もありました。
絵を描くことは割と孤独です。
自分と向き合って作りますが、時々自分が分からなくなっても、相談する相手がいません。無意識に面白くないと思っていたようでいつの間にか止めてました。


今の仕事をしていて、やっぱり私はみんなでひとつの作品をつくる事の方が向いているのかなと思います。
映画を作る時に大変だな〜と思って乗り越えられなかった課題が今また訪れているような感じです。
チャンスを与えられた事に感謝して、人心を滅して乗り越え成長したいです^_^


紫乃