二つの絵を見比べて、違いを探す遊びがあります。
よく新聞などに載っている、いわゆる「間違い探し」という、あれです。
わたくし、あの遊びが結構好きで、結構得意なのですが、
違いを見つけるコツが、
人生の問題点を見つけ、解決していくプロセスに似ているな、と思います。
私が違いを見つけようとやっていることといえば、
まず一つ目は
細かいところばかりにとらわれず、全体視して
違和感を感じること。
これは、セミナーや稽古で教えていただいている
相手の緊張を見つけるコツ、とも似ています。
一つ一つのパーツを注意深く見比べていくことも大事なのですが、
それだと、なんだかよくわからなくなってきて、行き詰まってしまうことがあります。
そんなときは、一度離れたところから全体をぼーっと見て、
違和感を感じるところを探します。
全体を捉えるのが難しいと感じたときは、
その絵を上下左右など、大さっばに分割して、
二分の一ずつ、四分の一ずつ、など、
大きいところから小さい部分へと絞りながら探していくと、
だんだんとその違いが浮き彫りになってきます。
そして二つ目は
絶対にあきらめないこと(笑)
やっていてなかなか見つからないと、つい、
「これ、出題がまちがってんじゃないの!?」
などと、人のせいにしたくなります。
でも、あくまでも、「間違っている」という前提で物事を捉えていく、
あきらめずに見つけるまで探し続ける
という姿勢が、
日常で、人生で、問題点を見つけ、改めていくためにはとても重要不可欠なことになります。
この遊びでは、はじめから
「違うところが○○箇所あります。」
と教えてくれているので、
諦めずに探す助けになりますが、
人生の問題では、なかなかそうはいきません。
けれど、人のせい、何かのせいにしたり
自分は間違っていない!と主張してしまうと、
その時点で、問題は迷宮入りしてしまいます。
もし、人生に問題があるなら、必ず間違っているところがある。
その前提を絶対に崩さず、あきらめずに探していく、
そんな問題解決の姿勢も
日常の、こんなちょっとした遊びを通して、楽しく学び身につけていけたら、
いつのまにか、人生の問題を解くのもうまくなって行けそうです^^
きんとうん