中心から行う

ある時、職場の同僚と話をしている時、なんだかとても雰囲気が悪くなった事がありました。

 
相手の主張は聞いていてわかりましたが、その時は、なんでけんか腰で話してくるのだろう?
そう考えて、少し、イライラしながら聞いていました。
 
そして、その後、振り返ってみて、相手も自分の主張したい事を表現しようとして、緊張している、ということにも氣がつき、イライラしたまままの自分ではなく、すべてがうまくいくように、自分自身を立て直し、再度コミュニケーションをとることにしました。
 
その、全てがうまくいくように、という意識からだと、もちろん、相手の反応も変わり、コミュニケーションをとって話をし、問題点となっていた事象も解決の目処がたちました。
 
武道の稽古と一緒で、自分自身が緊張していると、相対している相手は呼吸が速くなり、興奮して攻撃態勢のようになってしまいますが、ほんのちょっとした話の接触でも、同じような事は現実におきてきます。
 
自分の緊張により、相手がさらに緊張してしまわないように、自分自身は、固さで何かをはね返すのではなく、中心からの柔らかい動きで相手の反応を変えていきます。
 
稽古で行う事が、仕事で反映すると、このような事がおきるのだと、あらためて感じいるような出来事でした。
 
中心から全て動きをつくり、物事を為していく。その為に、錬磨し、さらに精進していこうと思っています。
 
                                   eye