視点を変える

人との関係性をよくしたい。人生で度々その事を考える事があります。社会生活を送る、また、私達が生きていく上で、人間関係とは、避けては通れない事でもあります。


人との関係性を本当によくするのなら、答えから言うと、自分自身を変える、これにつきます。

相手に対して、ひっかかりや、苦手意識を持つような時、関係性をよくしようと、考えて、こうしよう、と意識すると、確かに、多少の改善はあります。でも、それは、自分自身を変えた、というよりも、考えて行動しようとしている、に近い氣がします。

私は、以前、職場に高圧的に感じる相手がいました。他の同僚も同じように苦手に思っていて、とにかく高圧的な人で、私としては、もっと違う言い方があるのでは、と思い、いつもイライラしながら接していました。ところが、ある時、その人がとても努力して成果をあげているところを見て、その部分は素直にすごい、と感じた事がありました。

もっと、上手く人と協力すれば楽に成果をあげられるのに、とも感じましたが、何はともあれ、自分自身の力をフル活用して毎日成果をあげているのは、ある意味、その人が仕事に対して、手を抜かず、内容に妥協せずに向き合っていることに氣がついたからです。

ふと、そう感じてからは、その相手の高圧的だな、と感じていた言動も、かなり、がんばっているからそうなっていたのだな、、と思い、イライラしなくなった時、ギスギスしていた雰囲気が変わり始めました。

その後、違う場所に加勢に行って欲しい、と上司から提案があり、自分自身は場所が変わりましたが、自分自身が視点を変えて相手を身始めてから、現実の世界でも変化がおきたのです。


自分自身の内面を変えていく、というのは、生きていくうえで、生涯磨き続けていく事でもあると思いますが、視点を変えて相手を見る、それから自分を振り返る、というのも、変化に対するよい方法になるのでは、とも思っています。

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