与えられたものを大切にする

愛手の稽古でのこと。
この人、緊張しているなぁと思っていた相手に「ああおさちゃん、緊張してるよ。力みを抜いたほうがいいよ。」とアドバイスをいただいたのに対し、
あなただって相当に緊張してるじゃないのよ!と、
憤慨したことがありました。

それを見ていた仲間が
相手が緊張しているとかしていないとか関係ない。まずは自分でしょ?
と教えてくれました。
そして、アドバイスに対して感情反応していることにも自分で気がつけるように取り組むことをすすめてくれました。

アドバイスを受けて取り組むと、
自分が何かアドバイスをもらう度、実は誰に対しても怒って受け取らないでいることに氣づきはじめました。

自分や周りのこわばりをゆるゆるに緩ませていきたいと祈りながら
自分で気が付けないでいたこわばりに気づかせてくれた相手に怒りで噛みつくなんて本当にアンポンタンです。

祈りとは裏腹に変わりたくないという望みが自分のなかにあることを認めて、手放すことに取り組みはじめました。

それからです。緊張に気がつかせてくれるアドバイスに対してすっかり怒りにドライブして憤慨することが減って、どちらかというと気が付かないことへのお恥ずかしい~(;^_^A という感覚と、教えていただけたことへの感謝がわきおこるようになりました。
怒らなければ、その分、緊張を緩ませることに早く取り組めることもわかりました。

自分の緊張に気がつかせてくれる出来事は、本当に宝。
その機会を喜んで受け取ってこれからもっと楽になっていきたい、周りも楽にしてあげられるようになっていきたいと思います。