恐れのコントロール

人にはその人の置かれている状態、環境によって、また、物理的、精神的に恐れ、苦手とするものがあります。


ある、武道に関する漫画の主人公が、恐怖を乗り越えるために修行しているシーンを見ました。恐れには、自分が傷つけられる、という被害者より見方と、自分が相手を傷つけてしまうのでは、という加害者側の恐れもあります。

漫画の主人公の師匠は、主人公に対して、恐怖を克服しろ、ではなく、恐怖を飼いならせ、と、目を逸らさないことを教えます。漫画の中でのシーンでは、主人公は、敵からの物理的な武器による攻撃から目を逸らしたら命の危険がある為、半ば強制的にコントロールする術を学んでしまうのですが、、(笑)。


それは、学び、稽古を行わせてもらっている武道の心そのもので、恐怖、恐れをコントロールする、とは、自分自身の感情、生き方そのものをコントロールする事に他ならないとも思えます。



そして、恐れに勝つ、とは、自分自身のエゴに対して打ち克つ、という事でもあります。

自分自身も、向き会うこと、コントロールすること、ふと、その意識が飛んで日常で何かがおきて渦中に巻きこまれてしまう時は感情におののくばかりですが、この、コントロールする心を意識できている時は、困った時でも何かしらの突破口や方法が思い浮かんだりします。

これからも、この主人公のごとく、さらに己を磨き、成長する術を磨いていきたいと思っています。

                                   eye