「それは自己責任で…」
よく使われるフレーズです。
以前は、
もしうまくいかなくても、自分が悪かったんだから、誰にも責任を問わない
そんな程度の意味に考えていました。
それは、ともすると、
自分が何か得られるはずのものを得なかったとしても、
自分が損するだけだから、自分の好きにしていい、
というような、手前勝手な解釈にもなってしまいます。
でも
もしそれを得ていれば、
それを使って自分が助けられる人がいた
それを得ることで誰かの役に立つことができた
としたら???
自分の好みやその時の感情で行ったことが、
得られなかった自分だけでなく、
助けられるはずだったその人
周りの人にも影響していると考えると
自己責任とは名ばかりで
とても無責任なことをしていたのだ
と思いました。
家族の一員
会社の一員
日本の一員
世界の一員
…
という風に
自分の存在をどのように捉えるかで
“責任”という範疇も重みも変わってきます。
好みや感情で物事を選びたくなったとき、
このことを思い起こし、
責任を引き受け直していこうと思います。
きんとうん