先日、部屋においてある、段ボール箱に目が留まりました。
何が入っているか分かっていますし、
今すぐ必要なものもありません。
その箱がそこにあっても困ることも無いので、
特に開けてみる必要は無かったのですが、
でも、なんだか氣になって、
久ぶりに開けてみました。
あーそうそう、これこれ。
私、これもってるんだよねー。
意外なものは何一つありません。
今までなら、何も疑問に思わず、また箱に仕舞うところです。
しかし、
一つ一つ取り出し、吟味してみました。
これを手に入れたときの自分が思っていたこと
これをここに仕舞ったときに考えていたこと
そして、
なりたい自分が、これをどう感じるだろうか。。。と。
そうやっていった結果。。。
なんと!
ぜ~んぶが見事
“要らないもの”
と認定されました!!
早速、片付けてみると、
部屋はその分広くなり、スッキリ。
なぜここに長々と置いてあったんだろう?
と、不思議にすら思えてきました。
***
これを意識の話に置き換えてみるとどうでしょう?
今回のように、
パッと見、きれいに片付いているものを
わざわざ開けて中をひっくり返してみよう、
なんて、思わないのと同様に、
日常特に困ったことがなければ、
自分の言動、考えを見直すなんて、なかなかしません。
あまりに当たり前になりすぎてしまっていることは、
おかしいと感じることもありません。
では、どうやったら、意識の中の段ボールに氣付くことができるか。
それは、
今までの日常には無いこと
今までやったことの無いこと
苦手で避けてきたこと
をやってみること。
実は、その段ボールが氣になった少し前、
今までやったことのないことをやり始めたところでした。
その取り組みは、
以前の私には、あまり必要なこととは思えず、
今まで、やって来なかったのですが、
実際にやってみると、
私にとっては、とってもやりたくないことだったことが分かりました。
そんな意識の中にある“開かずの段ボール”を開け、
中をひっくり返し、整理しているうちに、
目の前にある、本物の段ボールにも目が行くようになり、
自分が必要だ、と思うものも変わっていることがわかり
すんなり手放すことができました。。
***
大人になるにつれ、
新しいことにチャレンジしたり、
苦手なこと、嫌いなことをわざわざやってみようと思わなくなります。
それが、安心、安全、あたりまえ、になっていってしまうのです。
けれど、それは、
“開かずの段ボール”
どんどんと周りに段ボールが積まれ、
だんだんと身動きが取れなくなり、
分厚く高い段ボール箱の壁に囲まれ、窮屈に生きることになってしまいます。
あなたの周りには
開かずの段ボール箱は無いでしょうか?
いつも見晴らし良く、風通し良く、
快適に暮らせるよう、
段ボールの壁を取っ払っていきましょう!
きんとうん