本物のプロとは?

今まで、本当に多種多様なお仕事をしたことがあります。

何のスキルや経験もいらない、単純作業、単発のお仕事から、
年月をかけて磨いてきたスキルが必要なもの、
趣味としてやっていたことが、いつの間にか収入に繋がったもの、
等、様々です。


その中の、
趣味が収入に繋がったもの、というのがいくつかあるのですが、
振り返ってみると、
どれも、プロとして始めたわけではなく、
むしろ、それで収入を得ようなんて考えもしなかったことばかりです。

しかし、不思議なことに、
「これやってみませんか?」というお声をいただいたときに、
特別な準備をしなくても、やってきたことが自然と生かされ、お仕事に繋がっていったのを覚えています。

 

とはいえ、
趣味としてやっていたことがすべて収入に繋がっているわけではありません。
習ってきた年月が長いものがそうというわけでもないし、
その違いは何でしょう?


そう考えてみると、
それをやっていた“意識”に違いがあることに氣がつきました。

 

お仕事に繋がっていった“趣味”は、
どれも、その分野における“理想”のようなものがあり、
どうやったらその“理想”に近づけるか、
日夜工夫し、勉強し、
その結果、時間も労力もお金も、惜しみなく費やした、
と言えるものばかりでした。

そして、
そういう意識で行っていたものはみな、
きゆるぎを学ぶようになった今も、
「あのときのあれは、こういうことだったのか。」
と、今なお自分の成長を助けてくれることが多くあり、

仕事に繋がったばかりでなく、
自分の人生、生き方にも大きく影響を与えてくれる、
名実ともに、自分に豊かさをもたらしてくれているものなのです。

 

お金をいただいていやっているから“プロ”なのではなく、
理想を抱き、そこに向かって労を惜しむことなく歩み続けていく“プロ意識”で行うものが、
本当のプロなのかも知れません。


そして、人は、何かを得ようとしたとき、
それが自分の人生に大きく影響するようなものであればある程、
そのような“プロ意識”で仕事をしてくれている人に、
委ねよう、託そう、と思うのではないでしょうか?

 

理想に向かって惜しまず自分を与え続けていく意識は、
必ずや自分にも周りにも豊かさをもたらす、
そう信じて、
今日も一歩、前進します。

 

きんとうん