拡大し続ける

最近、近所に新しい家の建設が始まりました。
まず、基礎工事。
土台を造り、柱を立て、
その上に屋根の乗せ、壁、外装、内装…
と順々に家が出来上がっていきます。

私たちにも同じように、土台があり、柱があり、人生を支えている。
土台や柱の大切さはとても似ているなあと思います。


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しかし、一つ、大きく違うところがあることに氣づきました。

家の土台や柱は、初めに造ったものをそのまま使い続けることになりますから、
その土台や柱で、建物の大きさや内容が決まります。
どんな建物にしたいかで、それに合わせた柱や土台を造り、
建て終わってから変更することはありません。


けれど、私たちの土台、柱は、
生きている限り、強化し成長し続けることができるのです。
土台や柱を強化し、大きくすることで
人生も拡大させ、使い方も無限に広げていくことができるのです。


それは植物の成長にも似ています。
初めはヒョロヒョロの根っこでも、
目が出て茎が伸び、葉が育つにつれ、
もっと栄養が必要になり、しっかりと大地に根を張っていきます。
さらに枝葉が増え、実がなれば、
それを支えられるしっかりとした根や太い幹が必要になり、
大木へと成長していくのです。


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年を重ねても、
いつどんな状況からでも、
成長し、拡大していけるのが私たち人の素晴らしさです。

 

造り終わった部分にも、深みや味わいなどを増しながら、

土台や柱も成長させ続け、
常に自分を変化させ拡大していく。

そんな人ならではの素晴らしい性質を存分に生かし、

常に成長拡大し続けていきたいものです。

 

きんとうん