助けを求める

自分ではもうどうしようもない
身動きがとれない

と、思っている状態でも
吸ってーはいてー…呼吸をすると
身動き出来ないと感じていた身体のまわりに小さな空間が出来て

大きく吸ってはいてー…と呼吸を大きくするとその隙間が大きくなって

呼吸の流れに合わせて「動ける」という安心の感覚が同時に増していき、
まわりにカツカツぶつからずに抜け出していくことが出来ます。

日常でも同じ。
もう動かせない、どうしよう?
と思ったら
まず呼吸を意識的にして動き出せる空間を見つけます。

そうやって抜け出してみた、つもりのところで
たった一言

「助けてって言えばいいんだよ。」

と直球が飛びこんできました。

今まで自分のなかにない発想で。

ぽかーん、としてしまいました。
そしてガツーンときました。

「助けてください」

プライドが邪魔をして助けより拒絶を何度選んできたことか。
ふりかえってハッとしました。

助けてください。

それは助けてもらえること、
助けてもらって生かされていること
その感覚が自分のなかにあるからこそ
素直にでてくる言葉なのでしょう。

裏をかえせば、あおさにはこの感覚がなかったのです。
でも、本当にこの感覚あおさにないのだろうか?

自分でなんとかしなくちゃ!
自分のなかのその感覚、いつから生まれてしまったんだろう?
探っていくと繰り返し繰り返し
「自分でやるからいい(助けはいらない)。」こう言ってきたことがわかりました。

いつからこれをはじめたか辿ってみていくと
神さまを拒絶した、差しのべられた助けを払いのけた瞬間がみえました。

教えていただいたことを使って癒していくと、呼吸が自然と深くなり身体が楽になっていきました。

身動きとれなくしていたのは周りではなく
自分自身だったんだ。

「助けてください。」

最近、心のなかで
すがるでもなく、念ずるでもなく
柔らかい気持ちで、そう呟いてみることが増えてきました。

そうすると、もう既にたくさん
助けられていることも思い出していかれるようです。
助けてください、と呟くと
助けていただいてありがとうございます
がセットで身体中にひろがっていきました。