ある会社に勤めていた時のこと。
その会社は、世間にも名の通った大企業で、
当時はバブルがはじける前ということもあり、
会社の設備も福利厚生も充実していましたし、
その会社に勤めている、というだけで、社外でもいろいろと優遇してもらえることがありました。
しかし、当時の私は、
まだ若いく世間知らず。
それが当たり前のように思っていて、
まったく感謝していませんでした。
それどころか、
会社の制度や、仕事の進め方、職場環境。。。
良くないところを見つけては、上司や会社に改善を求めてばかりしていました。
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きゆるぎを学ぶようになり
当時のことをふと思い出しました。
当時私が考えていた改善は、
今思うと、
職場の方々が働きやすくなったり、
会社の役に立つことなど１ミリも考えておらず、
“提案”という名の文句でした。
どうしてそんな文句を言っていたのか？
その時、担当していた仕事が難しく、行き詰まっていました。
周りの人と比べ、劣っていると感じ、
このまま続けていけるか不安になり、自信を無くしていました。
自分は何も会社の役に立っていない。
その劣等感や罪悪感が、無意識のうちに
会社や上司を攻撃するという言動を引き起こしていたのです。
どうすればよかったのか？
会社や上司は、私がその仕事を引き受け、
成長していくことで会社の役に立ってくれることを期待し、
お給料をくれていたはずです。
しかし、私は成長するために努力し、自分を変えることが嫌で、
成長を求めてくる存在を攻撃していました。
そのことに氣づき、
改めて、当時の上司や会社に、心から感謝できるようになりました。
そして、今からでもお役に立てることをしていこう、そう思いました。
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自分の意識が変わると、
今まで“お手伝い”だった仕事を一任されるようになったり、
責任のある仕事を任されたり、
リーダーに任命される機会が顕れました。
あのとき受け取らなかった、成長の機会を
今度はちゃんと受け取ろう、
壁からにげるのではなく、越えることを選択しよう
自然とそう思えるようになっていました。
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今の自分にはできないことを求められると、
それが恩恵だと思えず、
無理難題を押し付けてくる“敵”と感じ、攻撃してしまうことがあります。
でも、せっかくの成長の機会を無駄にしてしまうなんて勿体ない！
頂いた機会を大切に、成長することを選択し
その大切さを伝えていきたいと思います。
きんとうん
