自分を変えていく

車大好きなマッチ棒

若い頃から憧れの車がありました。

 

バブル時代、ガソリンスタンドに勤めていた時、

高級車に乗ってくるお客様がたくさんいました。

その中に私の憧れの車に乗ってくる人も何人かいました。

洗車をするためにその車を引き取って戻すという仕事が何度もありました。

 

その時に

自動車電話で家に電話したり

友達の会社にわざわざ寄って見せびらかしてみたり

自分の車でもないのに優越感にひたって

「どーだー」という感じでいい気になって乗っていました。

自分が乗っている車はというと妥協して買った中古車です。

その時は妥協したとも思っていなかったし、気に入って満足していたように思います。

しかし思い返すと自分が本当に欲しい車はちがう車であって

その車以外はすべて妥協して乗っていたということです。

その時はそんなことも考えもしませんでした。

 

その車を運転する機会を与えてもらったことを神様からのお試しと気づき、

「これは自分にご褒美をくれたんだー」と、とらえて

この車に乗っている人はどんな人で、どんな運転をして、

どんな言葉使いをして、いつもどんな態度で、どんな雰囲気をかもし出しているのか、

運転させてもらうたびに持ち主になりきり車と同化していれば、

自然にそのものに見合う自分になっていき

憧れの車がもっと早く買えていたでしょう。

 

自分に見合わない出来事が起こった時、

「今の自分にはとてもとてもまだ無理ですー!」とか、

「いやいや、私なんて」とか、

はしゃいでいい気になったりせずに

すべての出来事を自分を成長、進化させるための

神様からのご褒美としてありがたく感謝の気持ちで受け取り、

それに見合った自分に変えていくと

人生が早く変わっていくのですね。