これは松尾芭蕉の句ですが、
人の悪口を言うと、秋の冷たい風が唇に触れて寒々とする様な、なんとなく後味の悪い思いをするという意味だそうです。
愚痴や文句、人の陰口や悪口、人を貶める発言など、
それを口にしてしまった時の事を思い出すと、
確かに、何かモヤモヤと心が疼いていたと思います。
昔、大酒飲みだった頃の事を思い出しても、ジョッキ片手に愚痴や文句を辺りにばらまいて、
果たして、本当にそれで気分がスッキリしていただろうか…?
あの後味の悪さはなんなのでしょう。。。
「人は、みんなつながっている」
自分と目の前の相手は、別々な存在の様に見えますが、
実は、深い深い部分でつながっています。
日本とアメリカで別々の陸の様ですが、深い深い海の底を辿って行くとつながっている。
人も同じ。
そして、その事を、みんなつながっているんだという事を、本当は知っているのです。
人の悪口を言っている時、
相手は悪くないという事を本心は知っている。
愚痴を言っている時、
それを選んだのは自分だという事を本当は知っている。
人を貶める事を言っている時、
相手の事を羨ましいだけだと本当は知っている。
あのモヤモヤとした後味の悪さの正体は、
“罪悪感”だったという訳です。
そんな罪悪感に塗れた、人も自分も幸せにしない言葉を発するのをやめて、
どんな時でも、口にする言葉は、優しく愛に溢れ、
爽やかな風の様に、自分も人も心地よく幸せにする言葉を発していきたいです。
みんなつながっているのですから、
愛のある言葉は、自分自身を愛で満たすでしょう(^ ^)
みどりん