タマゴが先かニワトリが先か?

あおさはアトピっ子だった為、
自分でも無意識に
「人に極力触ってはいけない」
という決め事をしていました。

汚いとか、氣持ち悪いとか、
人から言われたりいじめられたりしたことは全くないのですが、
接触した時の普通の肌質ではない感じに反射的にビクッとしているのが伝わってきた時に、やっぱりそうだよな、
とマイルールをいっそう強化して過ごしていました。

アトピーが軽くなってからも、このルールは崩れることはなくやってきたのですが、
仕事で子どもたちと過ごす機会が増えると、わたしの触らないでオーラをガン無視で手を繋いできたり背中に乗ってきたり、ピト~っとくっついてくる子どもたちの多いこと。

このお構い無しの子どもたちのお陰で
こんな軽いスキンシップでさえ滅茶苦茶緊張している自分に氣がつくことが出来、
無意識だったマイルールをちゃんと自覚しました。自分の内側にある氷の塊みたいなルール。

スキンシップが氣持ちよくて幸せなこともわかっているけれど、
がっかりされるのが怖い、堪える
お酒の力を借りたいくらい(飲めませんが)
相当勇気がいること(笑)


アトピーは大人になって何回かぶり返しました。
そのタイミングは、
いずれも人と親密になる機会に恵まれた時で。

だんだんと、
ルールを破らないためにアトピーをコントロールしている何かが自分のうちに暗躍していることが、わかってきました。

アトピーがあるから
「人に極力触ってはいけない」という無意識のルールが生まれたのではなく、

「人に極力触ってはいけない」
そんなルールがあおさのアトピーをつくっていたのです。
いつ生まれたルールなのか…。

あおさは遡れるだけでも明治生まれのおばあさままで皮膚の症状で悩んでいた家系、筋金入りです。

この幸せを遠ざける氷みたいなルールを
もうあおさで終わりにして、
今より幸せになりたいなぁ~
素朴で切実な願いです。

氷の塊ようなマイルール
誰のなかにもあるもの。
薬を塗って症状は一時的におさまっても、
ルールは溶けていきません。

マイルールを本当に終わりにしていくことが
本当の癒し。

もう再発させて、こじらせることのないように
あきらめないで助けを受け取りながら
ちゃんと取り組んでいこうと思います。


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