型にはめる~目的を忘れて手段にこだわる~

私は仕事柄、

患者さんに歯磨きの方法を指導することがあります。

 

教科書的には、

○○法、△△法、☐☐法、

など様々なテクニックがあります。

 

中にはいきなり教科書的なテクニックを指導される衛生士さんもいらっしゃいますが、

私が指導する時は基本そういった方法はお伝えしません。

 

歯磨き指導の際、

一番重要なことは何だと思いますか?

 

それは何々法で磨くことではなく、

“口の中を傷付けることなく、汚れが落ちる”

という結果をだすことが最重要事項なわけです。

 

なので、

指導の際、私が一番最初にお伝えすることはこの最重要事項です。

 

ですから極端な話、

“口の中を傷付けることなく、汚れが落ちる”

という結果を出せているのであれば、

どんな道具を使って、どんな方法で磨いてもよいのです。

 

その上で、

磨き残しがあったり、あまり思うような結果が出ていない方には、

こういう風にやってみてくださいとお伝えします。

 

ですがその時も何々法をお伝えすることなほぼありません。

 

何故なら人によって、

歯並びも違えば、口の大きさも違う、頬っぺたの硬さや利き手も違うし手の大きさも違うし性格も違う。

 

人によって色々なことが違うので、

何々法に当てはめてしまうと、なかなか良い結果を出すのが難しくなるからです。

 

結局その人をよくみて、

お一人お一人に適した磨き方のコツをお伝えします。

 

その通りにさえやって頂ければ良い結果を出すことができるのです。

 

いつの間にか目的を忘れて手段に意識がいってしまうことってよくあると思います。

 

なので、

目的を持って何かを行う際には、

思う結果が出るまで、

定期的にもう一度目的を再確認することで、

目的を見失い迷子になることを防げます。

 

あとは結果が出るまで行動あるのみ!

 

成功の秘訣です。

 

 

 

みかん