学生の頃、
母方の祖父母の田舎に家族で行きました。
その時、
祖父母の親戚のお家を何軒かご挨拶にまわったのですが、
その親戚の中に昔宮大工をしていたという方がいました。
田舎のお家なので、
よくわからないくらい広く、
お家の中には老後その方が趣味?でつくった、
神棚やら神輿やらが幾つか置いてありました。
私達が訪ねた時に、
ちょうどお家の神棚をさっき息子さんが新しいものにかえたとのこと。
お散歩から帰ってきたおじいさんがそれを見て一言、
「曲がってる」と。
全員???でした。
どうみても曲がっているようには見えません。
するとどこからか、
水平?をはかるような??道具を持ってきてみてみると、
わずか~に傾いていたようでした。
当時私は、
おじいちゃん、すごい❗
くらいにしか思いませんでしたが、
人の健康、人生に関わるお仕事をさせていただくようになり、
そのくらいいいなんてことはなく、
そのわずかな違い、変化がわかるかどうかはとても重要なことだと今ならわかります。
微に入り細を穿つ
宗家から学んだことの一つです。
みかん