心持ち

最近、日本から、刀剣を通じて世界の平和と健康を祈った、というプロジェクトというものを目にしました。

 
ある有名な刀匠が、天、人、地をモチーフにして三振りの刀剣をつくり、そのうち、人をモチーフにした刀剣を、剣の神として有名な神社へ、俳優さんを通じて奉納する、というものでした。
 
奉納したのは、今、日本で刀剣を擬人化したとして、その化身を演じる、有名な俳優さんと、ミュージカルの分野で演じる俳優さん、主題歌を作った有名なアーティストさん、のお三方でした。
 
匠の宝として現在でも、数々の国宝として名高い刀剣。匠の技の結晶でもある刀剣は、画像でみていても見事で、魅入ってしまう美しさと、力強さがありました。
 
現在、映画やアニメなどのエンターテインメントの世界で愛されている、日本の刀剣ですが、真剣に、平和と健康を願ってある刀剣に想いを託して奉納するという姿は心に響くものがありました。
 
刀剣は、過去の時代では権力の象徴でもあり、神々に奉納する願いを託したものであり、身を守る武器でもありました。
 
刀剣自体は、匠の技の結晶で、それ自体が国宝になるほどに価値がある宝でもありますか、扱うものの心によって、それはいくつも役割を変えていきます。
 
そこに、人の世の凄さや面白さがあると思います。
 
刀剣に限らず、人はあらゆるものを生みだしてきましたが、それらは生活を豊かにし、便利さや時間の短縮など、素晴らしい価値をうみだしました。しかし、あらゆる物はそれをどう使うのかによって役割も結果も異なっていきます。
 
 
あらゆるものを、雑に扱うも、うまく役立てるのも、武器や道具にするのもその人の心次第といえます。
 
人は、なんと自由に尊くつくられたのだろう、とも思います。
 
どのようにも変化できる心の持ち方ですが、この世でやはり最高に幸せで楽しく生きられる心持ちは、自分も周りも全て幸せに、うまくいくようにする、という生き方です。
 
それらは、幸運と人生変換のチャンスを持ってきてくれます。
 
 
 
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