コミュニケーション

誰かとコミュニケーションをとろうとすると、私達は言葉に頼ってしまいがちですが、言葉以外でもコミュニケーションをとることはできます。

先日、あふ配信の番組を目にしました。
異国の地で開催された、ストリートダンスのダンスバトルの番組で、開催国は東洋の国との事でした。出演者は、西洋、東洋問わず、世界中からトップダンサー達が集まり、それぞれチームになり、一対一、二体二、五体五、チームキャプテン同士、などがでそれぞれダンスを披露し、競う、というものでした。

世界各国から集まったダンサー達は、いずれ劣らぬ素晴らしいダンサー達で、その中には日本人のダンサー達もいました。

話す時の共通の言語として、みんなで英語を話しているようでしたが、まずは自己紹介、となったとき、ダンサーらしく、それぞれが得意なダンスを披露していました。

音楽に乗ってダンスをし、あらゆる技を見せ合い、お互いに、称え合い、盛り上がっている様子を見ているのはとても楽しいものでした。


彼らは、国籍も、性別も、東洋か西洋かという事も、人種も、言葉も、全てが違っているにも関わらず、お互いを最高に称え合い、その技を学び合って、コミュニケーションをとりあっていました。


もちろん、組の趣旨として、チームでのバトル戦で競い合ってもいますが、お互いのコミュニケーションの場所でもある、というその目的は、達成されているようにも思いました。


出身国や人種でこんな人である、と、私達は固定観念で決めてしまいがちですが、本当に人がコミュニケーションをとる時に必要なのは、そんな固定観念ではなく、お互いを理解しようとする、また、リスペクトし合う気持ちである、と思いました。


日常を過ごす時、固定観念からの自分の行動や言葉を使わず、フリーな気持ちで人に接すると、もっと学ぶことも、理解できることもたくさんあるのでは、とも思います。


私自身も、固定観念を持たずに、オーブンな気持ちで人と接した時と、事前に色々と考えてから接した時では、親密性が変わるような気がしています。マニュアルは大切ですが、全てが通りの人よりも、オーブンな人の方が、誰もが親しみやすく感じます。

心はいつも、オーブンでいる。フリーな身体と心でいる事は、人の親密さや、よりよい繋がりをつくることができます。



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