遭遇する出来事

ある時、電車に乗った時、電子マネーのカードの落とし物が床に落ちているのが目に入りました。電車を降りようとしていた乗客に、それを見ていたらしい複数の人が反応して、その人に落とし物を届けていました。

 
ドアが閉まりそうな時、その乗客は無事に落とし物を拾ってから電車を降りることができました。ドアが開いて閉じるまでの短い時間におきた、ちょっとしたドラマを目撃しました。
 
 
おそらく初対面であろうその人達の連携で一瞬の間に、落とし物は届けられたのです。とっさにおきることは、その人の本性だと、どこかで聞いたこともありますが、そうすると助けようとした人達は、本性で親切な人達、ということになります。
 
 
そして、物事を為す時は、一人だけの力では難しいことも多々あります。私達は、誰かの協力を得なければ生きていくこと、生活を豊かにすることはできません。良いものを提供できる人達を目の前にできたことは、とてもラッキーなことだとも思いました。
 
 
また、遭遇する出来事は自分自身が引き寄せたことでもあります。私自身も、疲れていたり、感情が波立っている時は、誰かがおこっていたり、イラついた行動をしている事に遭遇することもあります。
 
 
おきる物事は、良いこともそう思えないことも、いつかどこかで、自分自身が願ったり、誰かに行ったこと。自分自身の一部の現れです。
 
その視点を忘れずにいると、目に見えないもの、自分の心や人の心も、感じることができるようになってきます。
 
 
 
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