ある晴れた日、ベランダで作業をしていると、
パシャパシャと水の音がしました。
庭を見降ろすと、水の入った瓶で水浴びをしている鳥がいました。
つがいのオナガドリでしょうか。
一羽が水浴びをし、もう一羽が塀の上からそれを眺めていました。
何ともほほえましい姿に、こちらも思わず笑みがこぼれます。
それにしても、ベランダで作業しているのに、
氣持ちよさそうに水浴びしているなんて、
ずいぶんと人に慣れているのだろうか?
そんなふうに思っていました。
翌日、
また同じつがい?と思われる鳥が来ました。
部屋の中から眺めていると、
塀の上から、周りの音や氣配をうかがっている様子。
氣を付けてみると、
車の音、飛行機の音、周りの家から漏れるテレビの音話し声、
他の鳥のさえずりや、道行く子供の声。。。
沢山の物音や氣配がします。
念入りに、一つ一つ吟味して、
ようやく、水浴びを始めたので、
今日は写真を撮ってみようかな?
そーっとカメラを構えた途端、逃げて行ってしまいました。
昨日はベランダで作業していても、
氣にせず水浴びしていたのが、
今日は、物音立てずにカメラを構えたつもりだったのに、怖がらせてしまったようです。
作業の音は、
その鳥たちに向けられたものではないから、危険と感じなかったのかもしれません。
それに比べ、カメラは、明らかにその鳥たちに向けられたものです。
意識って、それくらい、周りに影響を与えているんだ、とハッとしました。
野生の動物たちは、そもそもとても敏感ですから、
そうやって、氣一つに反応していますが、
私たちにも、たとえ感じて自覚していなくても同じように影響しているはず
そう思うと、
自分がどのような意識を向けているか、
もっと繊細に敏感に扱っていく必要があるな、
と思いました。
そして、
軽はずみな意識で人を傷つけたり、邪魔したりしていることがある
そんなことも教えていただきました。
貴重な、憩いの時間を奪ってしまってごめんなさい。
そんな思いで、飛び立っていく鳥たちを見送りました。
次の日、
庭を眺めていると、また、同じと思われるつがいがやってきました!
よかった!
ようこそ(*^^*)
どうぞ寛いていってね。
きんとうん