ハーモニー

最近、久しぶりに生の合唱を聞く機会がありました。
特にコンサートに行ったわけではなく、
ただ、練習している場にたまたま居合わせただけだったので、
決して完成度の高い演奏ではなかったのですが、
聞いていて、なんだかとっても圧倒されました。

何にそんなに圧倒されたんだろう???
いろいろかんじてみると、どうやら、そこにできあがる、なんともいえない“空間”
が、きんとうんの琴線に触れるようです(^^;

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以前、合唱をやっていて、
一つのパートの中で音や声を合わせるのはとても大変。
だったら、1パート一人ずつの方が、パートの中で音や声質やリズムがそろわないっていうことが無くて、ハーモニーが綺麗なんじゃない??
そうおもって、4人でアカペラグループ作て歌っていたことがありました。
それはそれで面白いし、確かにハモリやすい、合わせやすい。
“完成度”という意味では、それはそれで高いものができるのかもしれない。

でも、今回久しぶりに合唱を聞いて、圧巻だったのは、
「音の厚み」

音がひとつ、またひとつ、と重なっていくとき、
1次元だったものが2次元になり、3次元になり…
そこに何とも言えない素敵な空間ができあがっていく。

一つのパートが二人、三人…と増えていくと、
それにつれて、ひとつの音になのに、音に厚みができる。

それがさらにハーモニーになると、
何とも言えない不思議な複雑な立体感をもっていく。
そしてそれが複雑に絡み合って、動き続けていく。

絶妙な調和とバランス、そして時にはぶつかり合いながら創り上げられるハーモニー。
時には寄り添い、時には離れ。
表になり影になり。
何とも言えないその美しい空間は、一人では決して創りだすことができない。
そこに人は、感動するんだろうな。

一人で歌うカラオケも楽しいけれど(笑)
多くの人とでしか奏でることができない歌の素晴らしさ

それは私たちが歩んでいる道とおんなじなんだな〜

合唱から人生の魅力を学ばせていただいた、
“一致団結の夏”のひとときでした(*^^*)


きんとうん