静かな水面に小石を投げたら、しぶきがあがり、さざ波が広がっていく。
二人で生活をすることに楽しさを感じられるようになり、歯車が噛み合ってきたところだった。
そこへ、数ヶ月だけブーママと生まれたばかりのコーが家にきた。
最初はコー中心に事が進むのは、当然だと思っていたが、
コーの泣き声と洗濯に追われていた。
そんな毎日を送っていたから、マイペースな、まさじーを苦々しく見ていた。
ブーママや泣くとヨーダの顔になるコーがいても
自分の予定していた事が出来なくても
まさじーが何もしないで文句ばかり言おうと
波紋が広がるのは、仕方のないことだと思っていた。
でも、何かが違う。
と感じ始めたのは、コーが、来てから1週間たった頃。
私はブーママやコーのお世話を心から喜んでしてるの〜〜〜?
と問いかけた。
犠牲心や義務感でしていたから疲労蓄積。
頑張ってます感バリバリー
おまけにコーまで思い通りにしようとしていた。
なんてこった!
こんな氣持ちがコーをヨーダの顔にしていたのだ。
それに、気づいたら、コーが、可愛い顔で笑う。
澄んだ瞳で見られると、胸キュンものだ。
ま、ホントに笑ってるか見つめているか別にして(#^.^#)
宗家が、塾生に送って下さる、今日の「今日のきゆるぎ」はまさに私のことだ、(。^。^。)
小石はまさじーでもブーママでもコーでもない。私だった。
コーが生まれて3週間になった。
いずれ、この家から巣立っていく二人を見守っていこう。
幸せの波紋を広げられるように。
紫音