現在2つの医療現場で働いています。
一つは介護を必要とするお年寄り相手。
もう一つは元気いっぱい子供相手。
これは全く違うかと思えば同じ。
白衣を見るだけでも、そこに恐怖がある人は
怒る泣くわめく、嫌がる暴れる逃げる嘘つく(笑)
形は違えども同じような行動を取ります。
認知症の重度にもなれば言葉自体もわからない。
泣きわめく子に説得したって火に油。
言語自体には全く意味を持たなく、騙されてくれない(笑)
とくに敏感な彼らに対応していくうちに、
大切なのは、自分の中身であることに気がついた。
【この人のおかげで自分の仕事があるとどんな人であれ感謝して敬う心を持つ。
嫌がる相手の気持ちを理解する。
その命を大切にする。】
うわべではなく、心根深い深いところからの安心と感謝の気持ちをもって接する。
それは口ではなく心で話し、
言葉が交わせないなら心と心で話す。
何となく空間を飛んで相手の中に入るイメージや、
抑える手や触れる身体から伝えてもいい。
上手にできればできる程、相手との絆もできてきて、
すると、あんなにいつも暴れてた人も別人のように静かになり、
泣きわめく子も最後には笑顔で手を降って帰るようになった。
ただこれはこういう専門職だけの話ではなく、
どんなけ重度の介護必要なお年寄りも、
どんなけいう事聞かない子供もまずは人であること。
今、目の前の人、
隣の人、
どの人も同じように接するだけでどんなにも幸せな人生が送り合えるでしょうか。
あかべー