コントロール

先日、陰陽師の(映画)の事が話題になり、以前、見た事はあるのですが、またその映像を見たくなりました。
 
陰陽師は、言葉を言霊として、とても大切に扱い、様々な事情を動かしていく事もできます。
 
 
特に、私自身が面白いと感じたシーンは、主人公が、敵を結界の中に閉じこめ封じるシーンです。
 
敵の役の俳優さんも、迫力があり、剣を振り主人公を追いつめて行きますが、驚くことに、主人公の陰陽師は、剣の攻撃に追いつめられて逃げながら、実は、少しずつ、結界のはれる位置にわざと敵の攻撃をひきつけながら移動していきます。
 
 
敵のほうにしてみれば、自分の攻撃に、相手がひるんだ様子でいるるので、追っていくうちに主人公の思い通りに動かされてしまいます。
 
相手をコントロールしていく、というのは簡単な事ではありませんが、言葉のうえでもそれは大事なポイントになります。
 
自分自身の体も、言葉も、全てをコントロールし範疇に治めるとは、まさに、このようなシーンの事をいうのだな、とも思いました。
 
体の外側も内面も、まだまだ錬磨して、もっと磨いていこう、と思った、ある時でした。
 
                                eye