愛手に後退無し!

今までの人生で、もしも一歩も後退していなかったら、今ごろどんな人になっていただろう?
どれだけ悟っていただろう?

富士山に登っているとき、一歩でも下るのを「もったいない!」と思う、
それは、そこまで登ってくることが大変なことだと知っているから。

でも、
人生に顕れた千載一遇のチャンスを、
不用意な一言で
感情に流され
浅はかな考えで
あっさり無駄にしてしまう。

そのチャンスがどれだけ有り難いことか
もう一度同じ機会に恵まれることがどれだけ大変なことか。

そのチャンスをすべて生かしていたら
どれだけの人を癒すことができたか
一つの国を救うことだって
一つの星を救うことだってできたかもしれない。

それほどまでに、
多くの後退をしてきたに違いない。

師曰く、「愛手に後退無し!」

もう絶対に後退しない!
そう決めていたって、気づいたら後退してしまう。
だからこそ
絶対に後退しない!!

そう決めて前に向かって進む。
前進あるのみ。


きんとうん