海の愛

今日、「クジラ対シャチ」
という番組を見ました。
地球上で最大級の生きもの、クジラとシャチが両者あわせて千頭以上にもなる大群で、わずか5キロ四方の海域で対峙し、命を賭けた攻防を繰り広げるその一部始終を捉えた番組でした。

千葉のキャンプから、海が好きになり、海について調べたり、水族館にも行きました。
正直、水族館でみた得体のしれぬ生き物や、あまりにも小さいただフワフワしているくらげ、
この世界で必要のないものはないとはいうが、この子達はあの広く深い海で本当に必要なのか、いったい何の役に立っているのかなんて、思っていました。

冷たい海に発生するオキアミというとても小さな魚を主食にするクジラ。
一日500リットルもおっぱいを飲む子クジラを母クジラはほぼ絶食状態で何ヶ月もかけてオキアミ目当てに北上する。

そこに子クジラを狙って続々と集まる総勢200頭ものシャチ軍団が見事なチームワークでクジラに攻撃を仕掛ける。

ほぼ半数はシャチの餌になる中、
母クジラと離れた子クジラを全く違う種類のクジラが自らの命をかけてシャチの中に突っ込み体当たりし子クジラを助けたり、さらに狙われているアザラシをお腹に抱えてシャチから守り抜いたりする。

その壮絶な戦いとスケールの大きさに見入ってしまいましたが、私達がまったりし眺める海の中ではほんの一部だろうが、いつもこんなことが繰り広げられている。

何時でもどんなものでも好きこのんでいつも手を出せば食べ物は手に入り、命を守るどころか何事も自ら選択しながら生きていけることにとても有難さを感じました。

見えない所から命を守ってもらえて、雨をしのぐ場所もあり、嵐から身を隠すこともできる。

そして、やはりどんなものでも支えあっているんだと言うことをやっぱり学びました。

あかべー