蜘蛛女と勇気男

今朝セミナーへ向かう電車の中。

ほぼ満員電車。

たまたま右斜め後ろを見たとき、
天からぴよぴよぴよ〜
っと白い糸をつたって天女。
ではなく。
大きさ2センチほど大きな蜘蛛がつり革を持つ女性の手首に降り立ちました。

それから肘、肩と、だんだん上がっていき、


彼女は気づいてないし、そのまま床にでも行けばいいけど服の中とか入っちゃうかなぁ^^;
と、
ただ私から彼女は少し距離があり、間に2.3人、人がいて、この満員の中行けそうにもない。

と。
彼女の隣の男性が気づいてるではありませんか!

彼はぎょっ!っとし、
はじめはちょっと間を取るように自分の荷物もどかしたり、一度は目をそらし諦めた風でした。

しかしやはり気になるようで、もじもじし、蜘蛛の行き先を見張る様子。

こういうの、
なんかあったような。。。
あれだ!
電車男』!
彼はいかいも『電車男』タイプ。

もじもじ君のミッションがここで決定しました!

確か本家の『電車男』では、酔っ払いのおじさんが美女にちょっかいを出すはず。
だからもう私にはその蜘蛛がおじさんにしか見えず、(笑)
そうこうしていると肝心のおじさん、いや、蜘蛛はそんな彼を挑発するかのように肩から後ろ髪に到達。

私は祈りました。応援しました。
『どうか彼のミッションが上手くいきますように。できる!君ならできる!!』と。_φ( ̄ー ̄ )

ついに
彼は鞄からティッシュを取り出す。
ティッシュ持ってんのかよー!!と、素敵だ感動。そして、私は持ってなかった反省。


彼はティッシュを持ったままやはりもじもじするも
蜘蛛はそんな彼を待つ素振りもなく後ろ髪から前髪に差し掛かかろうとした所で
彼は立ち上がった!(もう立ってるけどね)
「すみません、蜘蛛です!」(=゚ω゚)ノ
と、もごもご声で彼女に、

しかーし!
彼女はイヤフォンをしていたー(´Д` )
彼女は彼が何を言ったのかわからず
目をそらし彼を変な人扱い。

変な人の彼は彼女の対応におどおどし、そして気づいた周りもなになに?
とさらに彼の立場が微妙に。

でも蜘蛛はそんなこともお構いなしでさらに彼を挑発。

彼女の前髪から顔にかかった時彼女はやっと異変に気づいた。

でも彼女はおじさん、いや蜘蛛があまりにも近すぎて、なにがなんだかわからないが嫌がる様子。

その時!彼女を襲う蜘蛛に彼のビンタが飛んできた!!
丸い丸い彼の手が数往復ビンタし、

蜘蛛は床へと撃沈。

あれ?
ティッシュは?(笑)

周りもやっと事がわかったようで、
彼女の反対側にいる男性が落ちた蜘蛛を見つけた、

「いました!」( ̄^ ̄)ゞ
と、電車男に報告。
電車男は、見つけた彼に握りしめていたティッシュを渡す。

無事蜘蛛は捕獲されました。
最後のいい所はもってかれちゃったけど、
なぜかそのティッシュにくるまれた蜘蛛は電車男に渡され
あれ、
電車男の飼い蜘蛛なの?(笑)
とちょっと笑っちゃったけど、

電車男のミッションは無事終了しました。
よくやった!と、あかべー心の中で彼を賞賛し、抱きしめました。( T_T)\(^-^ )

で、肝心の、ストーリーではそこから恋がはじまるんだけど。。。

結局、彼女が一番なんだかよくわからないまま小さい声で
「ありがとうございます。」

と。
おーわーりー。

電車男ティッシュにくるまれたままのおじさん、いや蜘蛛と一緒に電車をおりていきました。

あかべーだったら蜘蛛が彼女についた瞬間にはすでにはらっていただろう。
でも彼は勇気を出さないとできないことをやったことを私に見せてくれた事で、私にも勇気が芽生えた。

自分のための問題解決は、人のためにもなる。
もくもくとミッション達成していくだけで地球を救うヒーローになれるんだ!

ちゃららら〜ん♪

電車女あかべー