マイナスからプラスへ

たとえば、お金を借りたとする。
人でも銀行でも、「返します、返します」といってなかなか返さなかったら、
だんだんと、それ以上借してもらえなくなる。

それは、意地悪したいわけじゃなく、その人がそれ以上借金重ねないように、という愛だ。

そして、一度失った信用を取り戻すのは、なかなか大変。
一朝一夕にはいかない。


神様との関係性もおんなじだ。
私たちは、神様からいつも前借で、いろんなものを与えてもらっている。
「いつかやります」「いつか返します」
そういっていつまでたったもやらなかったら、だんだん前借もさせてもらえなくなる。
それ以上、不徳積まないよう、それ以上奪ってしまわないよう、
与えないことで与えてくれる、神様の愛だ。


でも、そのとき、それが神様の愛だと思えず、
借金返すどころか
「私には与えてくれない」「こんなに困っているのに」「必要としてるのに」
「なんであのひとばっかり」…
と文句を返してしまう。

困っているときほど、周りが見えなくて、自分本位になって、文句が増える。
文句が多いから困った状況を創り出す…


今、振り返ってみると、
あれが恩恵だったんだなあ、
そう思えることがたくさんある。
その時はわからなくて、文句言って受け取らなかったんだなあ、なんてもったいないことしたんだろう。。。と。


だから、今、文句が湧いてきたら、「ちょっと待てよ?」ともう少し広い視野で自分を見てみる。
今の自分は、いわば、神様からの前借を返し切れていない、借金山済みの状態(>_<)
それでも、神様は、それに気づいて早く返せるよう、あの手この手でいろんな恩恵をくださっている。

「自分の6割を明け渡して、やっと前に進める」
とっとと足引っ張ってマイナス積み重ねている自分とさよならして、
プラスを積み重ねていけるよう、せっせと意識を変えていこう。


きんとうん