怪我の功名

久しぶりに風邪をひきました。
熱が出たり鼻水がとまらなくなったり、頭が割れるんじゃないかと思うほど痛かった
り。。。
でも、そんなときも、あわてず騒がず、
自分の中から「出たい!」と顕れてきてくれたたくさんの文句に感謝し、
何を言ってるのかなーと耳を傾け、癒していきます。

***

そんななか、咳が止まらなくなり、ゲホゲホっとやっていてふと、
「咳は間違った呼吸」
ということを教わったのを思い出しました。

のどが痛い、つらい、苦しい…
なんていうときは、姿勢も呼吸も乱れがち。
せき込んでしまうと、もう呼吸すら、自分でコントロールできなくなります。

「呼吸で自分の体をコントロールする」

その意識で、“咳”と向き合ってみると
自分がきちんとセンターを保ってセンターで呼吸しているときは、
咳がでません。
でそうになっても、その「ムズムズ」「イガイガ」という文句は、呼吸に乗せてスーッ
とお返しできていきます。

つまり、咳込んでいるときは、
咳という自我の攻撃にのっとられてしまってる状態だったんです。


さらに、黙っているときはでなくても、、
しゃべりだそうとすると、急に咳がでそうになります。

そういうときは、自分の意識がセンターから外れて、中心でないところから言葉を発
しようとしているんじゃないだろうか?
そう思い、さらに呼吸に意識を集中してみます。


そうすると、かなり慎重に声を発しないと、話せません。
一言発しようとして、「あ、だめだ」「この呼吸じゃない」…
何も話すことができないほど。


そういえば、以前カウンセリングの実習をしたときも、
本当に意識を集中して、センターに居続けないと、
すぐに自分の経験や感情から言葉を発してしまいそうになる、
まるで、頭にお皿を載せて歩いているよう
ソロソロ〜っと慎重に、でもリラックスして話す、話し続けるのは本当に難しいんだ
なあと思ったのを思い出しました。

それほどまでに、自分の体は自我と結びついた使い方が当たり前になっていて、
一番意識しやすい呼吸ですら、これだけコントロールできていないのだなあと改めて
感じました。


自分のことを客観的にみられるよう、いろいろ教えてくれている体にもっともっと感
謝して
咳が出たら、トローチ、のど飴〜より、まずセンター^^

中心戻すことで、改善していこうと思います。



きんとうん