あるクライアントさんから、料金について尋ねられました。
「あれ?料金知っているはずなのに。そう聞いてくるっていうことは高いってことかな?
サービスしようかな。。。」
咄嗟にそう考えている自分に気づきました。
ただ料金を尋ねられただけなのに、
なぜ、“高いといわれた”、と思ってしまったんだろう?
その人は、本当にただ純粋に値段を知りたかっただけかもしれないのに。
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普段の生活の中でも気を付けてみると、
ただ何か質問されただけなのに
「怒ってるんじゃないか?」「文句いわれてる」「責められた」
等、かんじていることがとても多いことに気づきました。
そして
「どう思われているか」
を気にして
そのたびにビクビクし、本当はこっちだけど、じゃあこれで。。。と埋め合わせの選択する
“周りに気を使って”
“人に気を配って”
行っていると思っていたことも、
世間ではいいことと思われること、
自分ではいいことだと信じていることも、
本当に自分の内側を深く深く見ていくと、
埋め合わせだったんだ、ということに気づくようになりました。
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気づいたら、無理やり選択を変えずに、
自分の恐れにちゃんとむきあってとかしていこう
なんで値段を下げようと思ったのか、
その痛みを癒して、クライアントさんに金額を伝えると
その方からお仕事の依頼があり、
その後も繰り返しリピートしてくださるようになりました。
そして、その方との距離が近くなったように感じました。
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埋め合わせでやっていることを自分が一番よく知っているから、
価値を感じられない
価値を感じられないから埋め合わせの選択をする
その無限にある埋め合わせの悪循環をやめるほんの小さな一歩ですが、
そうやって少しでも痛みを癒せると
行う選択を“変える”のではなく
自然と選択が“変わっていく”のだなあ、と実感できました。
周りの人が価値を感じていないのではなく、
自分自身がだれよりも自分に価値がないと思っているんだ
とはっきりと認識できたことで、
自分の価値を少し感じられるようになりました。
今まで、隠していることすら気づかず、ごまかし続けてきた万年雪のような痛みを
春の訪れとともに、溶かしていきたいと思います。
きんとうん