夜明け前の空は、暗さから、朝の目覚めの光へと移り変わるとても神秘的な瞬間でもあります。
自然の節理として、夜中がどれほど暗くても、光の夜明けはやがてやってきます。
心の状態も同じです。今がつらく苦しくても、生きている限り世の中は変化し続けていきます。永遠に暗いままの朝はありません。嵐がきても、雨が降ってもも、必ず、光にあふれた朝はやってきます。
人の心も、闇や暗さに負けないで進みつづけていれば、必ず夜明けの光はやってきます
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最近、武侠時代劇を見る機会がありました。女性剣士が主人公で、心意気もアクションもとてもカッコよかったのです。その中でも、ふと、心に響く言葉がありました。
新年を迎え、約2週間経ちました。
いつからか、だいぶ前から、
私は、人と接する時、氣をつけている事があります。
それは、
目を見て接する事と、
お腹を向けて接する事です。
話す時、ちゃんと相手の目を見て話す。
話を聞く時、ちゃんと相手の目を見て聞く。
嘘をつきたくなる時、相手の目を見ることができません。
つい目を逸らしたくなる時、自分の言葉に偽りがあるのでは?という確認ができます。
自分にとって聞きたくない様な話の時、そっぽを向いて聞こえないふりをしたくなります。
どんな話だって、それは自分の心の声が投影されたもの。
しっかりと聞けば、自分の本当の声を聞くチャンスになります。
お腹を向ける。
というのは、お腹の方向が大事というよりは、お腹の中の意識を相手にしっかりと向けるという事。
ついつい、相手をいなしたりかわしたり、はすに構えてみたり…
相手を正面から受け止め、自分自身を正面からさらけ出すというのは少し勇氣がいります。
でも、
そうやって、出来る限り丁寧に目の前の人と向き合う。
それは、親しい家族やパートナーでも、会社の上司や同僚でも、
道を聞かれた見知らぬ人でも、立ち寄ったお店の店員さんでも、
そうやってひとつひとつ丁寧に接すると、
目の前の人との一期一会の出会いが大事に思え、
“縁”が結ばれていきます。
みどりん
先日の成人の日、
街中でたくさんの晴れ着姿の女性を見かけました。
日常生活はどんどん西洋風になってきてはいますが、
いまだに、成人式は和装で、
と、
その日ばかりは、日本人の心を思い出す機会があることを、
着物に携わる身としては、とてもうれしく思います。
***
以前、成人式の着付けをたくさんさせていただいていた時には、
その時々、流行があり、
え”っ???それお着物に合わせるの?
というようなアクセサリーや小物をコーディネートすることもありましたが、
最近は、奇抜な取り合わせや目新しいグッズなどはあまり見かけなくなりました。
一時は奇を衒ったものが流行っても、
やはりここに戻ってくるんだなあ
時代を経ても、
変わらない
それが本当に良いものなのではないかな、
と思います。
日本人の心の中には、
本当に素晴らしいものがたくさんある
それを誇りに思い、尊び、大切にし
そして、伝えていこうと思います。
きんとうん