内戦 -civil war-

ここ最近、久しぶりに風邪でダウンしました。

前はよく合宿に行っては具合が悪くなっていました。

ことのはじまりは『自分も周りも全てが上手くいきますように』と祈ってからです。

今までの自分に無かった祈りに身体じゅうの全細胞が応えてくれたのです。

「認めろー 認めろー!」

と自分だけ良ければそれでいい親玉の叫びが聞こえてきます。

頭の天辺から足の指先までがその声に応えるように反応して、全てが敵、全てが嫌、全てを破壊したくなる衝動に駆られました。

1対60兆の戦い

どんなに私がもがき苦しんでも、それでも太陽は東から昇り西に沈んでいきます。

もう嫌だー‼って全てを投げ出したくなっても太陽は燦々と輝いています。

まるで私の内側の闇を照らし出すように。

ただただ輝いています。

昔の歌に“愛〜燦々と〜♪”という歌詞がありましたが、太陽と愛は燦々と降り注ぐものなのですね。



天変地異が起こると人は恐怖に慄きます。

今まで自分が信じてたものが覆されたら何を信じていいのか分からなくなります。

でもただ事実だけ受け入れ、自分の好みや感情に流されなかったら恐怖に出会わなかったかもしれません。

それを思うと、私の中で起こっている天変地異も事実を受け入れるしかありません。

そしてそれが本当に60兆の細胞に自分と周りが全て上手くように染み渡り願うものになるしかありません。

やがてくる朝の光が苦しみもすべて幸せに変えてくれることと願います。


紫乃