先日、洗濯機が壊れた。
そういえば、この洗濯機、もう随分使っているよなあ、
何年だろう?
離婚して一人暮らしを始めた時に買ったんだ、ってことは、
あ、そうだ!
ちょうど、今日で丸10年だ(*^^*)
***
10年って本当にあっという間だった。
当初はいろいろ不安もあったし、いろんな気持ちがあったけれど、
本当に離婚してよかった。
もっと早く離婚すればよかったなあと思うほどだ^^
でも、離婚しようかな〜って思い始めてから、実際するまで、本当に時間がかかった。
人って、何か始めることより、やめることのほうが、たいてい何倍も何十倍も難しい。
それは、「やめる」=「失う」「奪われる」と思ってしまうからだ。
敗北感だったり
挫折感だったり
喪失感だったり
無価値観だったり
…
表現はいろいろだけど、
今の自分が否定された、
今の立場、今持っているものを奪われた、
それそのものが「なくなる」ことにばかり気を取られ
その傍らで
それを「手放す」ことで、自分や、周りに「もたらされる」恩恵、「得られる」もの、
そうやって得られたもので、それをさらに周りの人に「ギフトできる」ということ
に目を向けられない。
だから、「失うものか!」と執着して、なかなか手放すことができない。
***
そんなことを考えていて、この間やった間合いの稽古を思い出した。
ショートの間合いだと、うまくさばけない
それなのに、「何が何でもショートの間合いでさばいてやる〜」
って頑張ってたら、
飛んでくるパンチやキックで怪我をする、緊張で心も体もがちがち。
そうやって、心も体も、結局“自分で”傷つけてしまう
だから、ロングの間合いにして、まずは、ちゃんとエスケープできるようにしよう
たったそれだけのことだ。
でも、
例えば仕事や人生で、何かうまくいかないこと、できないことがあっても、
なかなかそのやり方を変えられない。
「これやってみたら?」というアドバイスだって、なかなか聞けなかったりするのに、
「それやめてみたら?」
なんて言われると、なおさらそれにしがみつきたくなって、なかなか変えられない。
だからキックやパンチをもろに浴びて、ぼろぼろになる(笑)
本当は「やめたら?」という言葉に、ネガティブな意味なんて含まれていない。
ただ、うまくいってないんだったら、別のやりかたを“やってみたら”?
そういわれているだけ、ありがたいアドバイスだ。
実際間合いをとって、余裕をもって動いてみると、楽に問題から回避できる。
次に自分に何ができるかな〜って、心にも体にもゆとりができる。
自分のことも、相手のことも、よく感じられる。
そう思うと、辞めずにこだわることが、遠回りの原因なんだ
こだわる、執着するっていうことが、いかに無駄か
ということがよくわかる。
***
離婚して本当によかったと思う。
それは、
結婚や離婚で「失う」ったものを
「それも人生経験だよね〜」って、ありがたいと思い込もうとしている訳じゃなく、
そこで「得られた」「与えられた」ことに目を向けることができて、
それをありがたいと思えたからだ。
私がこれだけよかったなあ〜って思ってるってことは、
きっと相手の人も、本当に良かったと思ってるんだと思う。
二人とも幸せになることで、周りの人も幸せにできたんだと思う。
だから、
そのいただいた恩恵で、これからの10年、もっともっと周りの人を幸せにしていく(*
^^*)
きんとうん