コントロール

最近、オリンピックにちなんで、過去の、柔道の試合映像を見たくなり、動画で見てみました。
 
 
ここ最近ではなく、10年近く前の試合映像ですが、今見ても、全く色褪せないばかりか、その選手の圧倒的な強さに、ただ感嘆していました。
 
ルールはそれほど詳しくはありませんが、柔道では、一本(投げた相手が背中を畳につける)をとると、文句なしに、その選手の勝利で、他に、有効、技あり、というポイントの取り方もあるようでした。
 
なにせ、四年に一度の大舞台、選手としては、メンタル面も、パフォーマンスも、自分自身の実力をだせるかとうか、も、大きく試合に影響してくるはずです。ところが、私自身が見たその選手は、ほぼ全ての試合で一本勝ち、しかも、勝った技は全て違っての勝ち、という、神技、といえる程の強さでした。
 
選手は、重心をほんとに上手くコントロールしていて、あっという間に相手を投げてしまいます。速すぎて、映像のスローモーションでないと何がおきているか、わかりかねる程です。その選手いわく、ほんとに上手く(背負い投げで)投げている時は、ポンと投げたら相手がとんでいく。投げたという感覚はほとんどない。というようにも表現されていました。
 
 
その表現は力技で相手をコントロールするだけでは、とてもでてこない言葉だとも感じました。
 
私も、何かを行う時の、肩の力や、腕の力ではなく、一つになって、スムーズに動く、という動き、意識して、楽しみながら、さらに精進を重ねていきたいと思いました。
 
         eye