春の兆し

今まで
自分がこうなりたい、とか
これが欲しい、とか
なかなか素直に思えないことがたくさんありました。
自分の幸せより、誰かの幸せを祈ることに一生懸命になっていました。


でも、
「自分は幸せにならなくてもいいから、誰かを幸せにしたい」
というのは、裏を返せば、
「自分だけが幸せになりたい」
ということと同じことなんじゃないだろうか?!
そう思うと、なんてひどいことを望んでいたんだ!
なんとしても望み変えなくては!と思えました。


そして、自分が幸せになることを望もうとしました。
が、なかなか素直に望むことができません。
そこでまず、望むことを、自分に許してみました。


自分の幸せを望もうとすると
罪悪感や恐れがたくさん出てきて、
逃げ出したくなったり、放り出したくなりました。

でも、逃げ出さず、放り出さず、一つ一つ恐れを癒していると、
自分が癒されることで相手が癒される
自分が成長することで、相手を成長させる
そんな機会がやってくるようになりました。
その一つが稽古です。


自分の恐れを手放し、癒し、自分ができないことができるようになると、
周りの人もできるようになる
一緒に稽古している仲間が上達していくのを見て、
自分がもっと癒されることで、周りをもっと癒すことができるようになる、
スピリチュアルに成功する、ということは、こういうことなのか、
その入り口を垣間見た感じがしました。


今まで自分の恐れ、本当の望みに目を向けることを避け、
埋め合わせでしていた祈りをやめ、
どんな望みであっても、自分の望みが何か、素直に感じることの大切さ、
それなくしては、本当の癒しも成功もあり得ない
と改めて感じました。


自分の望みが芽をだし始める季節。
出てきた芽を大切に育て、
どんなに醜い自分に出会っても目を背けず、許し、癒し、望みを叶えていこうと思います。


きんとうん