そのまんまが一番

先日、お仕事の取引先の方から、
私が作成した資料に間違いがあるので、修正してほしい
そして、次回以降同じ間違いが起こらないよう、見直しをしてほしい
とのご連絡がありました。

いつもにはない、厳しめのご連絡でしたので、
どうしたのかと思いながら、資料を確認するも、
間違いは見当たりません。

見ている個所が違うのかと思い、
確認すると、
今度は
指摘した箇所が違った、と、
新たに別の箇所のご指摘がありました。

再度見直しましたが、
やはり、間違いは見つかりません。
見ている資料が違うのか?
それとも他に何か原因があるのか?
様々思案しましたけれど、やはり心当たりがなく、

もう一度、
先方の方にもわかるように、写真なども加え、
ご連絡しました。

すると、
先方が、私が作った資料に手を加えているうちに、
もともとあったデータが壊れてしまった
けれど、私が間違えて作ったのだと思った
先方の勘違いであることがわかり、
ことなきを得ました。


***


誰でも間違えることはあるし
勘違いすることもある

なので、
言われたことをどうこうは思わないのですが、
このような出来事に出くわしたのはなぜだろう?
自分の内側の何を教えてくれているのだろう?
そう考えました。

自分が逆の立場であるとすると
どういうことだろう?


これでうまくいくよ、と神様が与えてくださったものを
そのまま使わず、
自分勝手に使って、わざわざそれをうまくいかなくして
うまくいかないのを神様のせいにしている

そんな状態なんだ
と思いました。


与えられたものをそのまま使えばいいんだ
って聞くと簡単なように思うのですが、

稽古をしていても
それがとても難しいことなんです。
貰った力で動こうとしても、
どこか、オリジナルな力を加えたくなったり、
全部使えなかったり、
自分なりの使い方になってしまう

そしてさらにやっかいなことに
そのことに自分では氣づけない
教えてもらっても、
自分はちゃんとやってます!
って認められないんです。

でも、同じことを、日常でもたくさんやってしまっている
それを分かりやすく教えてもらったのだな
と思いました。


自分で氣づけないなら
教えてもらうしかないし、
それに氣づかなければ
うまくいくこともない

自分のこだわりを捨てて
教えてもらって
いただいた力を、そのまんま

そんな生き方に変えていきたいと思います。


きんとうん