いついかなるときも

師匠「突然後ろから刀で切りかかられたとしても…」

弟子「そんな状況あるわけないじゃーん(笑)」

***

稽古中になされるそんな会話。

今の世の中、突然後ろから刀で切りかかられるなんて
まずあり得ない。
自分には関係ない、そう思ってしまう。

でも実際、そんな出来事に遭遇することがある。

不意に言われた一言にイラッ
突然降りかかった難題にあたふた
それならまだ少しは、来るなーって予感がする。

しかし、
なんかいい感じ〜
よし、この調子!
そう思っていたのに気づいたら
いつの間にか倒れて地面に倒れてる???
そんな風に、いつの間にかいろんなことがうまくいかなくなっていることがある。


うまくいってないって自覚すれば
何とかしなきゃ
センターしっかりたてなきゃ
そんな意識が働く。

けれど、うまく行きだすと、ふと、氣が緩む瞬間が必ず出てくる。
その隙を、うまくいかせたくない敵(エゴ)は、虎視眈々と狙っている。
だって、うまくいってしまって一番困るのはエゴだから。


そう思うと、
「いついかなるときも後ろから刀で切りかかられても…」は、
いつの時代も変わらない。
どんな人の身にも降りかかること。


いつどんなときも、
ぶれない軸が必要
軸があるからリラックスできる
リラックスできるから仲良くなりたい、うまくいかせたいと思える


だから
うまくいっていても
うまくいっていなくても
今日も稽古(*^^*)


きんとうん