数年前
富士登拝を10日後に控えたある日、
不注意で足を怪我をしました。
怪我をしたすぐ直後
宗家に診てもらいましたが
おそらく折れているとのこと。
レントゲンを撮ると案の定骨折していました。
2,3日は何もしなくてもとても痛く、
少しでも何かに触れると飛び上がるほどの激痛です。
レントゲンを撮ってくれたお医者さんに、
10日後に富士山に行くことを伝えると、
「は?何言っちゃってんの??無理っしょ!」
と言わんばかりのお顔(;^ω^)
あきらめたくない私は毎日宗家に治療していただき、
包帯をまき直し、芸術的な固定をしてもらいました。
お陰で驚異的な回復をし、
予定通り参加することができたのですが、
やはりそこは富士山。
なかなか一人では難しい。
周りの仲間の協力、手助けのおかげさまで無事に登拝することができました。
一人では不可能なことが、
宗家と仲間に助けてもらったことで不可能が可能なことになったのです。
『人は一人では生きていけない』
なんてありふれた言葉がこの時ほど身に染みたことはありません。
この時の怪我は、
この大切なことを学ぶために起こった出来事だったのだと思います。
これまでの私は、
自力を付けることが一番大事で、
自力さえあればいいくらいに思っていました。
なんなら、
人を応援したり、応援されたり
馴れ合いな感じが苦手で、
そういうコミュニティを少し斜めから見ていた感がありました。
もちろん
自力を上げていくことも大切なことだと思います。
だけど、
この時もそうですが、
自力だけでは越えられない事がある。
自力だけでは限界があるのだと心底わかりました。
みかん