魅力を引き出して豊かになる


美味しそうな生ハムとチーズをいただきました。
どうやって食べようかな?
せっかく食べるなら一番おいしく食べたい。
だったら美味しいパンがいいな、
どこで買う?
どんなパンがいい?

せっかくだから自分で焼いて、焼き立てパンで食べよう!

そして焼きあがったパン。
見た目はいまいちですが、外はサクサク中はしっとり。
ちょっとずっしり目で
生ハムと濃厚チーズにぴったりの焼き立てパンで
思いがけず、ちょっとしたディナー(?)を楽しむことができました。

***

そのものが持っている魅力を最大限生かそう
そんな想いから自然と楽しんで行ったことで
やった感も、苦労もなく、そのものの魅力を引き出し、いつのまにか自分も幸せになっていたら
とても素敵なことです。

でも、ふと思いました。
どんなこと、だれに対してでも、同じようにできるだろうか?
それをできたのは、たまたま自分の好きなこと、得意なことだったから?
それが自分の好みや感情と関係なく、
誰に対しても、どんなものに対しても、
その人の魅力を発揮させること、自分も周りも幸せになるために、
パンを焼いたように、惜しみなく喜んで自分を与えられるだろうか?

そこで、目の前に顕れるものひとつひとつに対し、
同じように与えてみよう、与えられるか、想像してみよう、
そうやって、過ごしてみました。

すると、感情が揺れ動くのがはっきりとわかります。
いやそれは面倒だな、別にやらなくてもいいんじゃない?
なんで私が?

自分も、目の前のその人も、遠くのあの人も
みんな同じように輝く魅力をもっているはずなのに、
あきらかに同じと感じていない自分がいます。

喜びをもってできることと
せねばならぬ、と抑圧してやろうとすること
見返りを求めたくなること

与えようとして初めて、自分の隠し持った感情に出会うことができます。
出会うからその感情の源をあきらかにし、癒すことができます。

自分の好みや感情からではなく、
すべての存在を同じように大切に感じ、喜んですべて与え尽くす
常にそれを意識して、
出会うものから自分の痛みを教えてもらいながら、
でてきた感情を癒し、溶かし、与えられる人になっていこうと思います。


きんとうん