断ること

今まで、“断る”ということが、あまりありませんでした。

例えば、依頼された仕事は、内容的に、時間的に、ちょっと難しいなと思っても、
なんとかして引き受けられないかな、と極力断らないようにしていました。

無理だと思えるようなことでも
自分の思い込みをやめ、自分を変えることでできるようになる、
そうやって変えることで成長できる、そう思っていました。

確かに、そうやっていると、
今までできなかったことができるようになったり、
やったことのないことにチャレンジできたり、新しいやり方を見つけたり、
良いことはたくさんあり、仕事の幅も広がり、頼まれることは増えていきます。

でも、
本当にいまこれ、神様がやってほしいことなのかな?
受け取れるはずのもの逃してないかな?
相手にも受け取らせているかな?

そこに視点を置くと、たくさん疑問がわいてきました。


相手が喜んでくれたかどうかや、自分の満足度はわきへ置いていおいて、
やったことの結果に注目してみます。

自分と相手が豊かになっているか?

なっていないと思ったら、
今神様がやってほしいことはなんだったのか?
この仕事を引き受けることで自分は何をしようとしていたのか?
無理をすることで、どんな文句をいっているのか?

そうみていくと、
一見、相手のために自分を与えるようで

成功することより文句をいうこと
自分が無理をすることで周りを勝手に敵や壁と感じ
うまくいかないことを誰かのせいにすること

を選んでいる自分に気が付きました。

恐れを手放し、
自分と相手、そして周りが一番うまくいくことを祈り、
一番よい方法が“断る”ということであれば断る。
別の方法、別の形でギフトできるものがあればそれを提供する。

そうやっていくと文句がなくなり、
“敵”や“壁”を感じることが減り楽になっていきました。


今まで放棄してきた責任を
引き受け直すことで
人生が楽になっていく
自分も周りも豊かになっていく
その経験をたくさん重ね
一歩ずつ進んでいきたいとおもいます。


きんとうん