基礎の練習をする。これは、どんな分野においても本当に基本的で大切なことです。
スポーツでも、勉強でも、武道でも、仕事でも、最初に学ぶべき基礎、基本、というものがあり、その上に応用があります。
ところが、時間が経って慣れてくると、いつの間にか、その基本が少し抜けてしまって、自分流、というものになってしまうことがあります。
有名な音楽家の方も、ある時、楽器をおこう、と考えた時期があったそうです。ところが、家族を教えに来てくれていた先生の演奏がとても素晴らしいことに気づき、自分にもレッスンをしてくれ、と頼んだとか。そうすると、楽器の持ち方から、基礎をやり直したが、今は、再度、その楽器の魅力にとりつかれました、との事でした。
面白くて仕方がない様子です。
本当に初心者の頃には、無我夢中で気づかずにやっていた事も、後から振り返って再度触れると、学びが深まることがあります。まさにこの音楽家の方は、それがおきたのでは、と思いました。
勉強で、テスト対策の問題を解いている時に、時間がたって忘れた頃に、また問題を解いて学びを深める、ということは私も行ったことがありますが、そうすると、本当に腑に落ちるように理解が深まった事がありました。
基本的な事、大切な事を繰り返し学ぶ、とは面白くて、奥が深い。そこに、あらたな発見があったりもします。まさに、生涯学び続けていく、とは、そんな面白さでは、と思っています。
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