見えないのに味がある

最近知ったのですが、和食、が、ユネスコ無形文化遺産に登録されているそうです。
 
その中で、和食の『隠し味』についてのピックアップの記事を目にしました。
 
 
隠し味とは、それがある事で全体の調和がよくなるという事もありますが、それが隠された味、という表現そのものが、日本人らしく、素敵だなと思いました。
 
 
日本の民は、もともと、目に見えないもの(自然の中にいる神様)を感じとり、八百万の神様を信仰し、言葉においても、世界に類を見ないほどの、細やかな表現ができる、繊細で、感受性が豊かで、見えないものを大切にする、という、美しい精神を持っていると思いますが、料理においても、その精神は発揮されていて、和食が芸術の域になっている事も、本当に素敵な事だと思いました。
 
隠し味、という細やかな料理の仕方も、目に見える、見えないにかかわらず、最高のものを創りだそうとする、意欲がそれを産み出したのでは、と思いました(*^^*)
 
 
細部にいたるまで、また、目に見えないところを大切にしようとする心は、日本人としての自分自身の中にも確かに受け継がれているのだと思うと誇らしくもなります。
 
 
仕事に関して、自分自身も、最高のものを提供できるように、と意識しています。そのスパイスがある事で、全体がよりよくなるように、自分自身もさらに人との関わり方を充実させたいと思いました。
 
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