委ねる

父島に向かう船で眠っている時、
船の揺れで身体に緊張を感じた
その感覚と似た感じを
私は体験したことがある
それは倒立
少しづつ良くなってきてはいるものの
どうしても超えられない壁がある
それが委ねること
「勢いも力もまったくいらない」
と教えてもらっても
力を抜けない
すーと中心に入って
天地に身を任せていく
たったそれだけのことが
ずっとできないでいる
ある所にくると
身体がもっていかれる
自分でコントロールできなくなる感じ
その瞬間、身体が固まる
私は船のベッドで眠りながら
緊張する瞬間に
リラックスする練習をした

〝委ねないと行かれない世界がある
観られない景色がある〟

いつまでも抵抗しないで
腹を括って
天地にすーと委ねていこう

頑張ることをやめよう
ただただ与えてくださるものを
受け取って生きる
そんなふうに成長できるように
祈りながら、願いながら、
今回の小笠原のCAMPは始まった