心持ち

最近、冬季オリンピック、フィギュスケートで、二大会連続金メダルをとった選手の映像を何回か見る機会がありました。
 
演技は、とにかく、美しくて、華麗です。フリーの演技では、野村萬斎さんが主演した、映画『陰陽師』がモチーフとなっていました。
 
笛の音から始まる音楽に、まるで、その音を纏うかのように、ボーズをとる選手。
 
笛や太鼓の音にあわせて、動く、その動きに最初から最後まで魅了されて見ていました。
おそらく、それを見た人達、会場のファンも、審査員も、テレビで演技を見ていた人達も、その演技に感動したのでは、と思います。
 
インタビューなどを見ていると、前回に加えて、二回目の金メダルをとった優秀な選手も、それは簡単な道ではなかったそうです。
 
オリンピックの前、11月に右足首に大怪我をし、2月のオリンピックまでの全ての大会にでられず、リハビリと調整を余儀なくされる状況だったようです。
 
実際に、氷の上で練習を始める事ができたのは、1月になってから、選手の武器ともいえる4回転を跳ぶ事ができたのは、オリンピック直前の
、2週間前からだったそうです。
 
絶対王者と称えられる彼は、どれほど、心の葛藤や弱さと向き合い、越えてきたのかとも思いました。
 
それを越えることなくして、あの演技と金メダルはなかったのでは、とも思います。
 
もちろん、生まれ持った才能やセンスはあるでしょうが、選手にかかわる身近な人達、同じスケート選手などは、とにかく、選手のことを努力家で研究熱心だと語っているそうです。
 
 
また、私自身、動画でインタビューを見たのですが、選手は、所属の会社が、ANA.のようですが、こちらに、インタビューする際、飛行機での離着陸は、普段、成功して当たり前と考えられています。その、当たり前の事を成功させるために、たくさんの方が関わって、努力している。その、当たり前のための見えない努力に感謝しています。
とも、言われていました。
 
なぜ、演技にあれだけ感動するのか、と探究すると、やはりその心持ちが素晴らしいという事もわかります。
 
 
私自身も、向上と感謝、その心持ちを忘れず、精進したいと思います。
 
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