貫く思い

 幕末から明治時代にかけて、激動の動乱の時代、とよく言われています。その時代、体と心を鍛錬して磨いた武士達が、時代の先端に立ち新時代を作ってきました。

幕末の動乱の時代は、時代劇や映画、テレビやアニメでよく舞台となり、偉人達は、そのモデルとなり、現在でもたくさんの人に親しまれています。

そのモデルとなった偉人を物語の影響もあり、ふと、気になって調べてみました。

晩年のもの、とされている、実際に残っている写真を見ると、幕末から明治の動乱を生き抜いた、という通り、威厳も気品も感じられるものでした。

幕末の頃、伝説に残るほどに強い剣士としても名高いその偉人は、動乱の時代から明治まで生き、晩年を迎えられたようです。

その時代の武士は、腰に刀を差し、実際にその刀で命のやりとも行っていました。数々の修羅場を生き、おそらく、鍛錬もし続けていたであろうその剣は、どれほどすごいものだったのか、とも思います。そして、武士の時代が終わり、外国からのあらゆる刺激により、時代のシステムが変わっても生き抜くだけの強さもすごいと感じました。


武士とはどう生きるべきなのか、武士としての指標となる生き方なのか、向き合い、自分の感情よりも信念に生きた一人では、とも思いました。

幕末の動乱の時代は、腹腰が素晴らしく鍛えられた偉人達、現在では、超人的な強さに例えられる達人達がゴロゴロいた時代、とも聞きます。

現代に生きる自分自身の事を考えても自分のエゴからの考えや声ではなく、心の内側にある、神聖さに沿っている時、例えば、目の前の人や周りが否定的な事を言ったとしても、貫くことに大きな抵抗などは感じません。

むしろ、時間が経つごとに、その神聖さにそった行動や言葉は自分自身を支えてくれる、環境や状況になってきます。

幕末の偉人の如く、強い腹腰と、神聖さにそった行動があれば人生はとんでもなく、すごく、面白いものに変わっていくのでは、とも思っています。

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