高校3年の今頃でしょうか。
一緒に遊んでいたはずの友人が、
推薦で進学が決まった、と耳にしました。
えー!うちの学校にそんな制度あったの!?
それならもっとまじめに勉強しておけばよかった~~~
そんな美味しい話があるとは知らず、目一杯高校生活を楽しんでしまった私は、
推薦を貰うには内申が足りず、
付け焼刃で勉強を始めましたが、結果は撃沈。
予定通り(?)めでたく浪人することになりました(笑)
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圧倒的に勉強量が足りなかった、と思った私は、
とりあえず、予備校に通い始めました。
1年間予備校に通えば、来年には合格できるだろう、
と、なんとな~く思っていたのです。
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夏を過ぎた頃でしょうか。、
大して学力が変わっていない!
それどころか、
周りの人たちがどんどん成績を上げていくので、
相対的に成績が下がっている!
ことに氣付きました。
「このままでは、去年と同じ結果になってしまう!」
焦りました。
のんびり構えていた私も、
前年と同じようにただ1年過ごせば、
結果は同じになる!と感じたのです。
どうすればいいんだろう?
そのとき、初めて、自分には何が足りないのか、どんな勉強をしたらよいのか、
考えるようになりました。
英語の語彙が足りない、と思えば、単語力をUP、
数学のこの分野が苦手だ、と思えば、その部分を取り出して問題集を解いたり、
逆に、この分野は得意だから、
この分野を活かして受験科目を選択しよう、
と、対策を立て受験に望み、2回目の冬にはなんとか間に合い、サクラが咲きました。
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人生の中では、勉学でも仕事でも、いろんな挑戦をし、
失敗や成功を体験するなかで、成長していくことができます。
そのとき、
“どんなにがんばったか”
や
“どんな素晴らしい手法を使ったか”
に価値を感じるより
結果を真摯に受け止めることはとても大事です。
受験で言えば、
1日何時間勉強したか、や
どの問題集をやったか、どこの予備校に通ったか、ではなく、
合格か不合格か。
いわゆる
「結果にフォーカスする」です。
けれど、
それは、やってきたことを振り返らずただ闇雲に前に進むということではありません。
成功するためには
必ずやるべき課題があります。
失敗した、ということは、
やるべき課題をクリアしなかった、ということです。
何をやらなくてはいけなかったのか
やり方が悪かったのか、量が足りなかったのか、
課題と思っていたものがあっていたのか、そもそもそれが違っていたのか、
。。。
失敗した原因を明らかにし、課題をクリアするか否かで
次のチャレンジを成功にするか失敗にするかが決まります。
二択の問題なら
失敗した時と別の方を選べば成功する、と分かりますが、
私たちが人生で出会う問題は、おそらくそんなわかりやすい問題は少ないでしょう。
また、
勉学や仕事の業績など、結果が数値などでわかりやすいものは、
結果から内容を分析しフィードバックしていても、
恋愛や人間関係、人生で顕れる様々な問題は、
しっかり分析して課題を見つけることなく、同じパターンを繰り返してしまうことが多いのではないでしょうか?
同じことを繰り返したり、
手当たり次第に違う選択肢を試して、失敗ばかりしていると、
だんだんと疲弊して、チャレンジする氣力も衰えていってしまいます。
人生を成功へ進める鍵は、
きちんと、課題を知り、対策を練ることから。
日頃、なかなかゆっくり自分のことを見直すことができない、という方も、
秋の夜長は、自分の課題を見直し、成功への道筋を立てるのに、ぴったりかも知れません。
私も、今年の秋は、ハイアーセルフと人生の作戦会議です^^
きんとうん