『プライド』
誇りをもって貫く意志。
それが、大事な時もるでしょう。。。
でも、
プライドが、邪魔してしまう事も往々にしてあるのではないでしょうか?
失敗を人前で叱られた、
後輩から追い抜かれた、
一生懸命やった仕事がボツになった、
人から軽んじられた、
大勢の前で恥をかいた、
等々・・・
そんな時、
もうヤダと全部投げ出したくなったり、
誰も分かってくれないと引きこもったり、
自分がすごくみじめでかっこ悪く無能に思えてしまったり、
相手のやり方を非難して攻撃したりするのは、
要らぬ、プライドなのではないでしょうか。
自分が進化したい時、
古い自分が身につけたプライドの鎧は必要ありません。
プライドという鎧を脱ぎ捨てて、
失敗した事、追い抜かれた事、ボツになった事、軽んじられた事、恥ずかしい思いをした事・・・を、
誤魔化さず包み隠さず、ちゃんと受け入れて、そして、その時の自分のやり方を手放して、より良い方を選ぶ。
貫き通すのではなく、
柳の枝が風に吹かれてたなびくように、自分を変幻自在に変化させていく。
そのしなやかさは、滅多な事では折れない強さがあります。
私たちが学ぶ“愛手”という武道の稽古の中で、プッシングワ-クをする事があります。
相手のプッシュに対して受けをとっていこうとすると、
強いプッシュ、早いプッシュ、鋭いプッシュ…その様々な圧力に対して自分をどんどん変化させて受けていかないといけません。
“我”というテンションで体を固めて踏ん張ってがんばってもダメで、
“我”というテンションでを貫き通していては、逆におしきり
毎瞬毎瞬自分を変化させるトレーニングは、
凝り固まったプライドを捨てていくかのようです
柔らかくしなやかな身のこなしをトレーンングしていると、
落ち込んだり、拗ねたり、引きこもったり、逆ギレする事なく、
「すごいね!」と周りの人を素直に称えられ、
「よしっ!次は私も成功するぞ!」と再出発できる、
そんな軽やかな強さが身につきます^^
みどりん
『愛手』の稽古動画はこちら↓